
目次
自己配送のメリットとデメリット
メリット
・手数料が安い
・仕入れ基準が広い
・他販路で販売できる
自己配送は、FBAよりもAmazonの手数料が安い事が大きなメリットです。
売れたら自分で発送するので、配送代行手数料が必要ないですし、自宅保管なので、保管手数料もかかりません。
そのため、仕入れ基準がFBAに比べて、ぐーんと広がります。
FBAの仕入れ基準で仕入れる時と比べ、自己配送の仕入れ基準で仕入れると、仕入れ量が倍以上になります。
Amazonでなかなか売れない本や、Amazonで利益が出ない本は、メルカリや、ヤフオクなど他販路で販売する事もできます。
在庫が自宅にあるので、出品方法は、自在です。
デメリット
・頻繁に出荷しないといけない
・在庫スペースが必要
デメリットは、FBAという代行を使わないので売れたら、その都度出荷しないといけない事です。
副業でやってる場合、急に仕事が忙しくなってきた場合など、億劫に感じるかもしれません。
また自宅保管しないといけないので在庫スペースが必要です。
FBAのメリットとデメリット
メリット
・在庫スペースが少なくてすむ
・好きなタイミングで納品できる
FBAに納品すると、自宅から本がなくなるので、自己配送に比べて在庫スペースがそれほど必要ではありません。
納品するタイミングも自分で決められるので、週末にまとめてやる、といった事もできます。
デメリット
・手数料が高い
・仕入れ基準が狭い
デメリットは、自己配送よりも手数料が高い事です。
FBAには、配送代行手数料の他に、保管料や長期保管手数料、廃棄/返送手数料などがあります。
FBAに納品した本が売れないと、毎月保管料がかかり、1年以上保管していると、長期保管手数料がかかります。
在庫を廃棄したり、自宅に返送をかけると、廃棄/返送手数料がかかります。
FBAは、手数料が自己配送よりも高いので、その分仕入れ基準を厳しくしないと利益がとても少なくなったり、赤字になってしまいます。
仕入れ基準が厳しいという事は、仕入れづらいという事です。
自己配送向きの本とFBA向きの本

本には、すぐに売れて(高回転)高く売れる(高単価)本と、高回転で安い(低単価)本があります。
それから、なかなか売れなくて(低回転)高単価の本と、低回転で低単価の本の4種類に分かれます。
※低回転で低単価の本は、リスクがあるのに、リターンが少ないので、仕入れてはいけません。
自己配送向きの本
自己配送は、低回転・低単価以外の全ての本が自己配送向きとなります。
低単価の本は、手数料が安い分利益が出せますし、低回転の本は、自宅保管なので保管料がかかりません。
その分、仕入れられる量が多くなります。
雑誌や単行本、文庫本などは、自己配送向きです。
しかし、大きいサイズの本や、セット本の場合、送料が高くなるので、不向きです。
FBA向きの本
FBA向きの本は、主にサイズの大きい本や、セット本です。
その中でも、なかなか売れない本だと保管料がかかってしまうため、なるべく高回転の本が向いています。
また、手数料が高いので、高単価である事も条件です。
FBAは、配送代行手数料がかかる分、1冊あたり300円~600円程高くなってしまいます。
配送代行手数料は、販売価格に関係なくサイズや重さで決まるため、1000円~2000円など安い本では、Amazon手数料が40~50%もかかってしまいます。
こうなると利益を残せないので、安い本はFBAには向いてません。
本せどりはFBAと自己配送のどちらがいいのか?
自己配送の方が簡単
FBAは、自己配送に比べて手数料が高いです。
という事は、FBAは、かなり利益が大きい本を仕入れてこなければいけません。
手数料が高くなれば、仕入れが難しくなるんです。
値下がりや、売れ残りの場合も、FBAは、保管料や返送手数料がかかります。
自己配送は、そういった手数料がかからない分、利益を残しやすいです。
同じ本せどりをする場合でも、FBAよりも自己配送を使う方が難易度は、ぐっと下がります。
FBAは半自動化できる!?
「FBAを使えば、半自動化できるよ」という言葉を見たことがあります。
FBAに納品してしまえば、売れたら勝手に出荷してくれます。
仕事が忙しい日でも、しばらく家にいなくても、勝手に出荷してくれるので、その時間だけ見れば自動化してるように見えます。
しかし、事前にFBAに納品しなければいけないので、自己配送と変わりません。
むしろ、自己配送の方が、出荷作業が速いです。
価格差とスピード
FBAを使えば、自己配送よりも高く売れるし、早く売れる本もあります。
しかし全体的には、安い本の方が早く売れてくれました。
FBAで売れなった本を返送して、自己配送で出品したら、あっという間に売れていく本も多数ありました。
自己配送もFBAも使ってみて、それほど大差ないと感じました。
在庫スペースを取るかお金を取るか
自己配送とFBAの両方を実際に使い続けてみた結果、ほぼ自己配送で出荷する事をおすすめします。
FBAに納品する場合は、大きいサイズの本や、セット本など送料が高くなる本だけでいいですね。
それ以外は、自己配送の方が利益が残ります。
そのかわり、自己配送は在庫スペースを取ります。
結論
・在庫スペースが厳しい方は、FBA
・大きいサイズやセット本は、FBA
・それ以外は、自己配送
・FBAは手数料が高い
・FBAを使うと仕入れ基準が厳しくなる
ではでは(^^)/
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本せどりの場合、自己配送とFBAのどちらがいいのか?
それぞれのメリットとデメリットを検証しながら解説します。