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セット本せどりの3つのリスク
セット本せどりの特徴
まずセット本せどりの特徴について改めて考えてみます。
セット本せどりは、1冊108円から仕入れられ、何冊かセットにして高く売る。
低資金で利益率が高いことが特徴です。
リスク面から考える仕入れ基準
「〇〇のセットがいいって聞いたけど、これは仕入れてもいいんだろうか??」
「いったいどうやって仕入れ判断をすればいいのか?」
仕入れ基準については、前に書きました。
①状態が良いか、可で出品するか判断する。
②他の出品者を見ていくらで売るか確認する。
③利益計算をして、利益率30%ぐらいあるか確認する。
④モノレートを3か月、12か月で見て、ちゃんと売れてるか確認する。
今回は、この利益率について、なぜ30%なのか?
利益率が下がると、どんなリスクがあるのか?
考えていきます。
利益率の計算方法
そもそも利益率は、どうやって計算するのか?
利益率は、利益÷売値×100 です。
利益は、売値-Amazon手数料-仕入れ値 です。
これだけでは分かりにくいので具体例を出します。

この家栽の人の文庫コミックで例を出します。
正確な数字を出すのは、FBAシュミレーターがいいですが、パソコンでないと見づらいです。
仕入れ先では、全巻君で計算するのが簡単です。

赤枠のところに、仕入れ値と販売価格を入力します。
これで、利益と利益率が出てきます。
利益率30%、10%
それでは、なぜ利益率30%以上がいいのか、10%の場合と比較してみます。

①利益率30%の場合
仕入れ値 1000円
入金額 1789円
利益 789円

②利益率10%の場合
仕入れ値 1500円
入金額 1789円
利益 289円
利益率11%になってますが、約10%で計算します。
同じ入金額の1789円ですが、仕入れ値が1000円で利益が789円、仕入れ値が1500円で利益が289円になってます。
それでは、ここから3つのリスク面から判断していきます。
①売れ残りのリスク
せどりは、物を仕入れて売るビジネスですので、どうしても売れ残りが発生します。
どんなに仕入れ基準を厳しくしても、どれだけ価格を下げても売れ残りは必ず発生します。
100%売り切るのは、無理です!
そこで、売れ残った場合、利益率が30%と10%で、どう違うのか比較してみます。
先ほどの、家栽の人を月に100セット仕入れたと仮定します。
そして売れ残りが20セットとします。
30%の場合
仕入れ値 1000円×100= 10万円
入金額 1789円×80= 143120円
利益 43120円
10%の場合
仕入れ値 1500円×100= 15万円
入金額 1789円×80= 143120円
損失 6880円
仕入れたうちの8割を販売したところ、30%では、約4万円の利益。
仕入れ資金10万円で4万円の利益です。
いいですね(*^▽^*)
それに比べて10%の場合は、なんと損失、マイナス6880円でした!
計算してみると、85個販売したとして、
1789円×85=152065円 と、ここでようやく+2000円です。
利益率10%だと、85%以上売り切らないと赤字です。
これは、かなり苦しいですね(; ・`д・´)
②値下がりのリスク
せどりで値下がりのリスクは、避けられません。
出品者は、自分だけではないからです。
他の出品者も早く売って資金を回収したいと思ってます。
価格を下げてきます。
そうすると、最初の販売予定価格よりも、下がります。
そこで、値下がりのリスクも、30%、10%で比較してみます。
先ほどと同様に100セット仕入れて、289円値下がりしたと想定します。
今回は、全て売りきった場合です。
30%の場合
仕入れ値 1000円×100= 10万円
入金額 1500円×100= 15万円
利益 5万円
10%の場合
仕入れ値 1500円×100= 15万円
入金額 1500×100= 15万円
利益 0円
30%の場合は、289円の値下がりでも、5万円の利益です。
10%は、利益が0円です。
10%だと、値下がりは、かなり厳しいですね。
③未コンプのリスク
セット本せどりは、バラで1冊ずつ集めて出品するせどりです。
そのため、どうしてもコンプできないものも出てきます。
これも30%と10%で比較してみます。
同様に100セット分仕入れて、15個分がコンプできなかったとします。
30%の場合
仕入れ値 1000円×100= 10万円
入金額 1789円×85= 152065円
利益 52065円
10%の場合
仕入れ値 1500円×100= 15万円
入金額 1789円×85= 152065円
利益 2065円
30%の場合は、利益が5万円ですが、10%だと利益が2000円しかないですね。
利益率30%を目指そう
利益率が低いのは、リスク大!
いかがでしたでしょうか。
利益率が高いと、リスクが低くなると実感してもらえたと思います。
30%と10%は、ちょっと極端ですけどね(;^ω^)
リスクは同時にやってきます。
売れ残るし、下がる。
しかもこの利益は、商品だけの事なので、ここから送料や梱包費用、税金などもかかってきます。
個人的には、利益率が低いけど利益が大きい商品は、たま~に扱うぐらいでちょうどいいと思います。
利益率10%ぐらいの商材は、メインで扱うには厳しいです。
しかも、せどりを始めてそれほどたってない初心者さんには、おススメできません。
利益率30%にするには
利益率を高くする方法としては、色々あります。
仕入れ値を安くする。
セールを活用。激安ショップを見つける。
利益率が高いセットを仕入れる。
利益率が40%超えてくるような本も扱う。
なるべく高く販売する。
外伝やファンブックをつけて、コレクターで出したりする。
自己配送も取り入れる。
販売価格が2000円以下の商品は自己配送の方が利益率が高いです。
※ただし、送料に注意。
利益率30%以上が指針
リスクを避けるには、利益率をあげる!
仕入れ判断をする時の一つの目安として、利益率30%以上!
これを徹底しましょう。
利益率が低すぎるものは仕入れない。
これだけで、かなり仕入れ判断がしやすくなるはずです。
利益率30%以上のルールを順守していれば、大きな損はしないと思います。
ではでは(^^)/
今日はセット本せどりのリスクの話をします。
大きな3つのリスク。
そしてそれの対策は、利益率30%以上!
これを仕入れ基準にしましょう!
今日は、とことん数字の話です。